コンパクトハウス
東京に建つ敷地面積14坪の専用住宅である。
駅から伸びる商店街を通り抜けた所にある住宅地の一角で、南に幅員4m弱の道路に面した、
間口4.6m、奥行10mの狭小地がこの計画地である。
周辺にも2階建ての住宅が建ち並び、北側には中層マンションがあり、南側の道路側が唯一開かれた空間となっています。
そこで今回考えたコンセプトは
・透ける素材(トップライト、格子戸、すのこ 等)を使用し、光と風を狭小地に通すよう配慮します。
・階段は、縦の移動手段だけでなく、光、風も通過・透過できるよう、段板、開口に工夫を凝らしました。
・内仕切は極力少なく、扉も最小限にします。室の用途が兼用できる部分は一つの空間としてまとめるように計画します。
・リビングには吹抜空間を設け、高さ方向に変化をつけることで、狭くても圧迫感のない開放的な空間を演出します。
また、リビングの延長としてバルコニーを配置し、開口を大きくすることで、さらに奥行感を感じさせます。
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