広陵町の家
奈良県中西部にある計画地は新たに造成された新興住宅地の一角で、周りには古墳やため池が点在し、
古い集落と分譲地が混在している地域であります。
周辺状況としては、東・西・北面には分譲住宅が建っているが、
唯一南面は、約1.5m土地が下ってため池と農地が広がっており、視界を遮るものはありません。
さらに大阪との境に連なる生駒の山並みを望む事も出来、とても気持ちのいい景色が広がっています。
この景観をいかに取り入れ、庭と一体化させながら家族の絆が深まるような空間造りをテーマにしました。
南面の眺望を取り入れた配置計画。
眺望のいい南面に対し、建物をL型に開く事で、各部屋に緑・光・風・風景を取り込みます。
大屋根に集まって住む。
建物形状は、南北方向に長い長方形2つを上下・左右にずらして配置。
それぞれの建物は方流れ屋根とし、お互いが集まって重なり合う部分を切妻の大屋根としています。
その位置に玄関・階段を配置し、それぞれを繋ぐことで、お互いが集まって住むという事を認識します。
庭を効果的に配置します。
建物配置によって敷地に4つの空地が発生します。そこを色々な庭として楽しめるようにしました。
平面図
立面・断面
所 在 地 : 奈良県 北葛城郡
主要用途 : 専用住宅
延床面積 : 125.04㎡
構 造 : 木造
規 模 : 地上2階建
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