three wall house
一人になる為の空間。秘密基地のような空間。
誰にも邪魔されず、一人好きな事に没頭出来る様な場所が提案できればと、建物に3枚の壁を配置しました。
その壁を中心に、さまざまな性格を持った空間を構成しました。
動きのある空間、距離感のある空間、開放的な空間、閉鎖的な空間といった不均質な場を造り、人が動いて楽しめるように配慮しています。
その場その場の変化が、人にわくわくする期待感を生み出し、気持ちをリフレッシュさせてくれるでしょう。
配置・1階平面
3枚の壁の意味
視線を遮る壁
現在の住まいに対し、視線を遮るように大きな壁を立てます。これにより、外界との結界を表す壁と位置づけます。
人・車を迎え入れる壁
視線を遮る壁に対し、約30度の角度を振って壁を配置します。
駐車場へ導く方向性のある壁と同時に、人を迎え入れるゲートの役割も果たします。
外界を遮る壁を一部貫くことで、完全に閉鎖してしまう事から脱するという事も意図しています。
空間に動きを与える壁
2枚のずれた壁によって出来た空間に、さらに変化をつける曲面壁を挿入します。
この壁は建物内部に入ったとき、より奥に広がりのある空間を印象づけてくれます。
曲面の壁は、空間に動きを与え、距離をこめる事で、奥になにかあるぞと期待感を持たせてくれます。
キーワード コンクリート打放し RC造 ガレージハウス
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