郵便受
本日も京町家へ。
古い京町家の原型を残している建物には、意外と郵便受けがないものが多いんです。
なぜなのかはよく分かりませんが、コミュニティがしっかりしていて、声を掛け合って
直接手渡ししてたのかな、なんて事も考えられるんじゃないかとも思います。
実際も何件か郵便受けのない町家があり、どうしてるんでしょうか?
そこで、現在ではそれぞれ工夫して郵便受けを作られているのを見かけます。
壁にすきまを開けたり、格子の一部を利用したり、出格子の側面を利用したり。
それぞれの個性がうかがえます。
ただ単に既製の郵便受けを取り付けてないところが嬉しいですよね。
こういった心意気が古い京町家を存続させるんでしょうか。
その一方で、消えて行く町家も数多くあるという事を、バリケードフェンスが
教えています。
横の建物に、かつてあった町家の跡が無残に残っていました。
複雑な心境です。
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