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2007年12月15日 (土)

手書きの迫力

京都に行って来ました。

京都工芸繊維大学で、建築家・村野藤吾設計図展が開催されており、見に

行って来ました。

Dscn7154  

 

 

  

 

 

 

 

村野さん晩年の12作品の設計図書、模型が展示されていました。

久々に手書きの図面を見て、自分も必死に書いていた頃を思い出しました。

それにしても、これらの図面は凄い!の一言でした。

特に、矩計(断面詳細)の緻密さには感激です。

そして、各図面には、その当時どんな想いで思考し、悩みぬいたかが

かいま見られるのです。何度も書き直した跡、消しすぎて破れた箇所、

書き加えた跡などです。

限られた図面枠の中にどんな風にレイアウトし、バランスを考え、

相手にどう伝えるかを考えて一発勝負。

今、設計図書ははとんどCADによるコンピュータでデジタル化されて

いて、プリントアウトしてしまえば、手の跡の残らない、誰が書いても同じに

見える図面になってしまいます。レイアウト失敗しても、破いても書き直し何度も自由。

昔に比べ緊張感が伝わってこないような気がします。

もう一度原点に立ち返り、設計図書の持つ意味を考え直さなくてはと思いました。

Dscn7158   

 

 

 

 

 

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